東松島ふるさと教室(海苔すき・牡蠣むき体験)
2024年12月に東松島市ふるさと教室が松島自然の家 で行われ、東松島市立矢本東小学校の4年生の児童が参加しました。ふるさと教室は体験活動をとおして、郷土 の人々の生活や産業、歴史や伝統 について学習し、郷土を愛 する心や自然を大切にする心をそだてることを目標に学校・市教育委員会、社会教育施設が連携して行っています。
今回のふるさと教室では、東松島の特産品である海苔すきと牡蠣 むきを体験しました。その模様を児童 からの質問を通じてお伝えします。
ー東松島の海苔はいつから作られていますか
いつから漁業としてはじまったかは不明ですが、縄文時代 には食べられていたそうです。現在では、主に大曲地区、浜市地区、宮戸地区で生産されています。
ー東松島の海苔の特徴を教えてください
風味や磯の香りが強いのが特徴 です。口に入れたときの歯ざわりもよいですね。その日の海苔の状態によって、刻み方や厚さを変えています。
ー海苔のおいしい食べかたを教えてください
焼き海苔はさっと火であぶると香りがたってよりおいしくなります。生海苔 はぽん酢や酢醤油をつけて食べるとおいしいですよ。また、つくだ煮 に加工してもおいしいです。
ー今日の海苔はいつ食べられますか
ストーブで乾燥させれば、1日で食べられるようになります。しっかり乾 かして、3日ほどです。漁師 さんたちは、機械の熱風で乾 かすので、2~3時間でできあがります。
ー湿気ってしまった海苔はどうしたらよいですか
食べる前にもう一度火であぶると、おいしく食べられますよ。
ー夏場に海苔はとれますか
海苔漁は10月~3月の寒い時期 に行います。これは、海水温 が下がらないと海苔がしっかりと育たないからです。
ー今日使った海苔は「あおさのり」ですか
今日は「あおさのり」とは別の種類の海苔を使っています。
ー東松島の海苔はどこで買えますか
道の駅や「あおみな」で買うことができます。またスーパーでも売っています。パッケージの表示 を見て、東松島産のものを見つけてみてください!
ー牡蠣にはどんな種類がありますか
マガキ(養殖)と岩ガキ(天然 )に分けられます。養殖 の場合、東松島産は1年で収穫なので、今日むいた大きさが一般的 です。岩ガキは天然なので、何年も成長 したものはマガキより大きくなります。
ー牡蠣は海のどのあたり(浅いところ?深 いところ?)でとれますか
牡蠣の成長にあわせて、養殖場所 を移動しています。成長の過程では、干潮 のときに海水から出た状態で養殖するときもあります。
ー何をかけたらおいしく食べられますか
なにもかけなくても、自然の塩味で十分においしいです。オリーブ油やバターで炒 めてもおいしいので、ぜひ食べてみてください。
ー焼いたら塩辛くなってしまったのはどうしてですか
牡蠣は海水につかって育っています。そして、牡蠣 の殻をきれいにしてから、殻をむくまでの一連の作業 を海水につけながら行います。今日もむいた牡蠣をそのままフライパンで焼 いたため、牡蠣 に含まれている海水が出てきて、焼いて水分がとび、塩辛くなったんです。これこそが自然の味です。
ー焼いた牡蠣から出てきた水の色が紫 っぽいのはどうしてですか
プランクトンの色や牡蠣に含まれるカリウムの炎色反応 により、色が変わります。そのように色々と観察 してみることは、とても大事です。
牡蠣むきについて(講師の川畑さんより)
牡蠣むきは、専用の機械が開発 されていますが、牡蠣は1つ1つ形が違うので、完全 に機械にまかせることは難 しいと思います。やはりこの先も人の手で行われていくのではないでしょうか。むく側としては、1つ1つ形が違うからこその面白さがあります。今日の体験でその面白さを知ってもらうとともに、牡蠣漁師 やむき手の担い手不足など、地域 が抱 える課題にも目を向けてもらうきっかけになればと思います。